The Hallé Orchestra, Sir John Barbirolli – Sibelius: The 7 Symphonies [5 SACDs] (1966-1970/2018) SACD ISO

The Hallé Orchestra, Sir John Barbirolli – Sibelius: The 7 Symphonies [5 SACDs] (1966-1970/2018)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 05:55:30 minutes | 14,32 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-80/4

すべてのシベリウス録音の中でも圧倒的な存在感を誇る、最晩年にかけてのバルビローリ&ハレ管の歴史的名盤を2018年に復刻。優秀録音盤。
今回はシリアルナンバー付限定盤の完売を受けまして、500セットを追加生産いたします。シリアル・ナンバーは付いておりません。

マーラーと並んでバルビローリのレパートリーの中核を成していた、晩年の旧EMIレーベルへのハレ管とのシベリウス録音を5枚に集成。一部の曲は世界初SACD化。最晩年にかけてのバルビローリ&ハレ管を代表する音源であり、すべてのシベリウス録音の中でも圧倒的な存在感を誇る名盤が2018年復刻盤として蘇ります。BOXのジャケット写真と収納されている各盤は英初出のオリジナル・ジャケット・デザインを採用。
今回の復刻のために、本国のオリジナル・マスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。バルビローリのシベリウス録音はモノラル時代から多くあり、交響曲第2番に関しては現況でライヴを入れて5つの音源が存在するなど、得意としていたことがわかります。英国や北欧圏では早くからシベリウスの音楽が理解され、DECCAのアンソニー・.コリンズ盤や、エールリンク盤の交響曲全集がモノラル時代は定盤でした。バルビローリは1966年の第2番からこのステレオでの全集の録音を開始し、亡くなる約2月前の第6番まで、約4年強かけて全集を完成させ(交響曲全集としてはこの録音が唯一)、一躍シベリウス録音のスタンダードとして広く評価されることになりました。諸井誠氏が「バルビローリ盤をシベリウス演奏の基本とみなす」旨書いたのは良く知られていますが、後の本国の指揮者による多くの録音が存在している2018年現在においても、シベリウス演奏のひとつの究極の姿として支持され続けています。まさに高音質で復刻するに相応しい音源です。(1/2)

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Orchestre national de l’ORTF, Jean Martinon – Saint-Saëns: Symphony No. 3 etc (1971-1975/2021) SACD ISO

Orchestre national de l’ORTF, Jean Martinon – Saint-Saëns: Symphony No. 3 etc (1971-1975/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:18:48 minutes | 3,18 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-185

マルティノン2度目のステレオ録音となる1975年収録の最晩年の名盤「オルガン付」と、再評価が進むF.シュミットの大作「サロメの悲劇」他を収録。
豪華絢爛な傑作を最新で高音質化。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化し最新復刻。
「オルガン付」以外は世界初SACD化。新規解説付

1976年に亡くなったマルティノンが前年にサン=サーンスの交響曲全集を録音した際の旧EMIの重要な音源から、最も有名な「オルガン付」を最新で復刻。前回1970年収録のERATO盤より自然な流れで尚且つ録音的にもオーディオ寄りに進歩した、この曲を代表する名盤です。更にマルティノンが残した最高傑作盤のひとつである「サロメの悲劇」からとオネゲル2曲を収録。現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。「オルガン付」以外は世界初SACD化。
ジャン・マルティノン(1910-76)はちょうど2020年が生誕110年でした。2020年末にドビュッシーと並ぶ名盤、ラヴェルの管弦楽曲全集(TDSA179)をリリースし、その蘇った良質な音質に感動を新たにしたところです。今回の復刻では前述の盤に並ぶ名盤として名高い、サン=サーンスの「オルガン付」と、同時発売として「幻想交響曲」を基にしたアルバム(TDSA186)の計2点をセレクトしました。オリジナルの発売形態には拘らず、長時間収録できるCDのメリットを活かし、他の注目すべき音源も収録しています。サン=サーンスはERATO盤の約5年後の録音で、元々は交響曲全集の一環として収録されました。オーケストラの名称はフランス国立管弦楽団に変更後となっており、マルティノンが亡くなる約14ヵ月前の最晩年のものです。演奏は前回時よりスケールアップされていて、ようやくフランスの名門オケで音質的にも遜色ない録音が出現したことは当時高く評価されました。この曲の代表的な演奏のひとつです。その名盤に加え、今回は再評価が進んでいるフランスの作曲家、フローラン・シュミットの代表作である「サロメの悲劇」からを収録しました。この録音はマルティノンの真骨頂とも言える名演で、再評価にも繋がった録音史的にも重要な音源です。オーディオ的にも面白く、この音色と熱気ある演奏は高音質盤でとりわけ威力を発揮します。さらに、オネゲルの2曲も最後に収めていますので、豪華絢爛な響きとフランスのオケならではの艶やかさを堪能できます。(1/2)

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Orchestre national de l’ORTF, Jean Martinon – Berlioz: Symphonie fantastique (1973-1974/2021) SACD ISO

Orchestre national de l’ORTF, Jean Martinon – Berlioz: Symphonie fantastique (1973-1974/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:09:50 minutes | 2,81 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-186

唯一の録音であるマルティノン渾身の「幻想」と、定評ある「寄港地」を収録した名曲・名盤を世界初SACD化!
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化。新規解説付

マルティノンの記念碑的な名演である1973年録音の「幻想交響曲」が鮮やかに蘇りました。フランスの演奏家によるこの曲の多くの録音の中でも、独自の地位を獲得している名盤です。第2楽章にコルネットを採用し当時のオケの質感を存分に駆使した演奏で、カップリングの「寄港地」も含め、このコンビが残した重要な録音を最新で復刻しました。鮮やかな色彩美は見事です。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。世界初SACD化。
ジャン・マルティノン(1910-76)はちょうど2020年が生誕110年でした。2020年末にドビュッシーと並ぶ名盤、ラヴェルの管弦楽曲全集(TDSA179)をリリースし、その蘇った良質な音質に感動を新たにしたところです。今回の復刻では前述の盤に並ぶ名盤として名高い「幻想交響曲」他と、同時発売としてサン=サーンスの「オルガン付」を基にしたアルバム(TDSA185)の計2点をセレクトしました。オリジナルの発売形態には拘らず、長時間収録できるCDのメリットを活かし、他の注目すべき音源も収録しています。
「幻想交響曲」は意外にもマルティノン唯一の録音です。過去、多くの名盤がリリースされてきた曲であり、フランスの指揮者にももちろん多くの録音があります。その中でもこのマルティノンによる録音は真摯に曲と対峙した、ある意味正統的な演奏ではないでしょうか。そこにはミュンシュにある熱気や、オケの機能を最大限クローズアップさせたダイナミックさはありませんが、各奏者の特色や当時のフランス国立放送管弦楽団の質感を上手く捉えた上での的確なコントロールが聴き取れます。第2楽章にはコルネット・パートを復元させており、全体を通して良く流れるテンポ感の良さも魅力でしょう。今回、カップリングとしてイベールの「寄港地」を組み合わせました。毛色が違う曲ではありますが、作曲家による色味の違い、オーケストレーションの面白さを感じていただければと思います。演奏は雰囲気があり、気品に満ちた素晴らしいものです。今回の復刻に含まれる曲の中でも、ミュンシュやクリュイタンスに代表される’60年代までのいくつかの名曲がマルティノン時代になってどう描かれているのか、その変化と変遷にも注目ください。(1/2)

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Orchestre Symphonique de Montreal, Charles Dutoit – Debussy & Ravel – Orchestral Works (1981-1989/2019) SACD ISO

Orchestre Symphonique de Montreal, Charles Dutoit – Debussy & Ravel – Orchestral Works (1981-1989/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:11:43 minutes | 2,89 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90207

https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90207/top

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Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire, André Cluytens – Faure: Requiem (1962-1964/2021) SACD ISO

Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire, André Cluytens – Faure: Requiem (1962-1964/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:04:48 minutes | 2,61 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-194

まさに歴史を作った名盤と言えるクリュイタンスのフォーレを最新リリース!
より録音の本質に迫る音質を目指し復刻。ドビュッシーとピネルネのハープ2作品も収録。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化。新規解説付

このフォーレのレクイエムは代表敵名盤として有名なため、リリース以来、これまでも市販のSACD等でも発売されてきた音源です。今回、従来以上の192Khz/24bitのスペックで、あらためて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープよりデジタル化を行った上で最新のマスタリングを施し、この作品の神髄に迫りました。SACDの良さである、特に声楽の音色には引き込まれます。また今回は併録としてアニー・シャランのハープによる美しい協奏作品2作も収録。トータルで楽しめるカップリングとしています。SACD層、CD層別々にマスタリングしているのは従来通りです。新規解説付。永久保存盤です
クリュイタンスによるフォーレのレクイエムはリリース以来この曲を代表する超名盤として有名なため、これまでも市販等のSACDでリリースされてきました。この演奏に思い入れがある方も多いのではないでしょうか。今回、従来以上の192Khz/24bitのスペックであらためて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープよりデジタル化を行いましたので、従来盤とは解像度やニュアンスの差が感じられると思います。尚、声楽作品はこれまでいくつかのSACD復刻を行ってきた中では、SACD(DSD)と相性が良く、親和性が高いとの認識があります。この作品でも合唱やソリストの声質や輪郭、間接音などには特に感銘を受けると思います。尚、マスター自体は少し癖のある状態でした。必ずしもハイファイ的な録音とはなっておらず、むしろ素朴な音色と言えます。収録場所の環境にも大きく影響を受けているようで、独特な間接音や演奏ノイズが散見されました。今回の復刻でもストレートに音楽的な感性でのマスタリングを心掛けています。また、今回はメインであるフォーレ自体の演奏時間はそう長くはありませんので、併録としてアニー・シャランのハープによる美しい協奏作品2作も収録し、トータルで楽しめるカップリングとしました。ハープの音色も絶品です。
音質的には今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しており、リアルになった音質で最上の演奏をお楽しみいただけます。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書にはあいばひろ氏による新規文章を掲載しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第36弾は、計3タイトルを発売いたします。

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Orchestre de Paris, Seiji Ozawa – Tchaikovsky: Symphony No. 4, Stravinsky – The Firebird [2 SACDs] (1970-1972/2023) SACD ISO

Orchestre de Paris, Seiji Ozawa – Tchaikovsky: Symphony No. 4, Stravinsky – The Firebird [2 SACDs] (1970-1972/2023)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:29:49 minutes | 6,24 GB
Genre: Classical | Publisher (label): La Voix de son Maître / Esoteric – ESSW-90281/82

https://www.esoteric.jp/en/product/essw-90281_82/top

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Constantin Silvestri – Dvorak: Symphonies Nos. 7, 8, 9 etc [2 SACDs] (1957-1960/2021) SACD ISO

Constantin Silvestri – Dvorak: Symphonies Nos. 7, 8, 9 etc [2 SACDs] (1957-1960/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:20:10 minutes | 5,62 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-183/4

各交響曲を別のオケで振り分けたシルヴェストリによる民族性溢れるドヴォルザーク録音が遂に世界初SACD化!
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。新規解説付

シルヴェストリが旧EMIレーベルに残した重要な音源である、ドヴォルザークの交響曲他を世界初SACD化で最新復刻。珍しく3つのオーケストラを振り分けながらも各曲それぞれに独自の民族性や興味深い音色を引き出すシルヴェストリの多彩な音楽性は、現代では失われた特質です。特に交響曲3曲は表情が素晴らしく、最新の高音質化により繊細なまでの表現が蘇りました。現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-69)は母国ルーマニア時代の後、1956年にパリに移り住み翌年にはロンドンでデビュー、一躍指揮者として注目されました。前後してEMI(パテ・マルコニ)と契約し、モノラル末期からステレオ期にかけて録音を行っています。55歳という短い生涯の中でも晩年に音源が残っていることもあり、現代でもファンが多い指揮者です。その演奏の多くは個性的と評され、独特な音楽性は今聴いても興味に尽きません。中でも「新世界」の第1回目録音(1957年モノラル)は仏ADFディスク大賞を受賞し注目されました。この僅か2年後のステレオ録音である今回収録の1959年録音は、シルヴェストリの代表的な盤です。同じオケですぐ録音を行うというのはあまり例がなく、レコード会社の思惑が伺えますが、ストレートな表現は好感が持てる名演です。第7番はかのウィーン・フィルをドライヴしまくる指揮は圧巻で、ショルティとは違ったアプローチでねじ伏せている感があり、爽快とも言えるでしょう。第8番は比較的共演が多いロンドン・フィルで、品格を感じさせる表現は他の2曲と比較して興味深いです。それぞれ音色が異なるとは言え、シルヴェストリの音楽になっているのは面白い状況ですので、指揮者の魅力とは何かということも含め、今回の高音質化においては更にその差を感じられると思います。
今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には浅利公三氏による新規文章を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第34弾は、計3タイトルを発売いたします。

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Orchestre de Paris, Gennady Rozhdestvensky – Russian Orchestral Favourites (1972/2021) SACD ISO

Orchestre de Paris, Gennady Rozhdestvensky – Russian Orchestral Favourites (1972/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:57:13 minutes | 2,31 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-195

ロジェストヴェンスキー生誕90年、没後3年企画。
唯一の共演盤となった1972年収録のパリ管との稀少盤を最上の音質で再現!
世界初SACD化。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。新規解説付

2021年に生誕90年、没後3年を迎えたロジェストヴェンスキーが40歳の時に旧EMIレーベルに収録した、貴重なパリ管弦楽団とのセッション録音を最新復刻。颯爽とした指揮で当時のパリ管をコントロールする様は圧巻です。レベルの高い奏者達をロシア情緒ある演奏まで引き寄せる手腕もまさに一流。どの曲も生き生きとしており録音も優秀なため、高音質での再現に効果的な音源とも言えるでしょう。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説訳付。永久保存盤です。

ロジェストヴェンスキーは晩年特に日本でも親しまれ、亡くなる前年の読売日本交響楽団とのブルックナー5番の演奏は特に聴衆に大きな感銘を与えたことは記憶に新しいです。2021年は生誕90年、没後3年にあたります。残された音源はメロディア含めライヴも多いですが、当時西側のメジャーレーベルへの録音はそれほどありませんでした。若い時からその才能を認められ、早くから西側への客演を続けていた割には少ない印象です。その中でも、若干40歳の時にパリ管弦楽団と収録した今回の「ロシア音楽集」は例外と言えるでしょう。録音を行った1972年と言えば設立されて僅か5年、ちょうどカラヤンからショルティに代わる時期に当たります。フランスのオケらしく我が強い当時の奏者達をまとめ上げる力がロジェストヴェンスキーには十分備わっていたことが、この演奏を聴けば理解できると思います。天才と評価され、ソ連当局が自国に留まってもらうよう手配したと言われた当時のソビエト国立文化省交響楽団(1991-92:音楽監督)が再編成されるのも当然と言える活躍でした。ロシア以外のオケでロシア音楽を聴くならフランスのオケが相応しいというのも良くわかる位の出来かと思います。ここでは、驚く事に各奏者をコントロールするばかりか、ロシア的な音色まで表現させる等、この時期のパリ管ではなかなか他で聴くことができない音楽が再現されています。録音の良さも加わり、熱気溢れるこの盤は隠れた名盤と言えるのではないでしょうか。元々のオリジナル・アナログ・マスターテープの状態も良く、録音の素晴らしさも含め、機知に富んだ天才振りが発揮された節目に相応しいアルバムです。(1/2)

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Yehudi Menuhin, Berliner Philharmoniker, Rudolf Kempe – Brahms: Violin Concerto, Haydn Variations (1956-1957/2022) SACD ISO

Yehudi Menuhin, Berliner Philharmoniker, Rudolf Kempe – Brahms: Violin Concerto, Haydn Variations (1956-1957/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:58:29 minutes | 2,35 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-217

メニューインによる真摯なブラームス像を最良の形で盛り立てる、ケンペ&BPOとの趣ある名盤。
ハイドン変奏曲(モノラル)をカップリング。世界初SACD化!
最上の音質を目指し新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化し最新復刻。
新規解説付

1957年9月にベルリンのグリューネヴァルト教会で収録されたメニューインによるブラームスを世界初SACD化。品位があり高度な精神性も有した名盤として名高いこの演奏は、ケンペとベルリン・フィルによる職人的とも言える技量に支えられ、歴史的にも重要な音源として位置付けられています。併録として1956年モノラル録音の”ハイドン変奏曲”をカップリング。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

メニューイン(1916.4.22-1999.3.12)がこのブラームスを録音した時期は、幼少期以降の技術的な面を打ち出した演奏から脱却し、作品の音楽性を内面に秘めたスタイルに変えてきた頃です。この演奏ではむしろそれが貫徹されていないのではとの評価が一部にあったことで、この演奏がその後、必ずしも第一線に残ったとは言い難い状況でした。CD以後では再発の機会が少なく、むしろ埋もれた状態だったと言えます。また、このステレオ盤の録音状態がCD初期時代の復刻では必ずしも良く無かったことも一因としてあるかも知れません。今回のオリジナルのアナログ・マスターテープも経年変化があり、特に第1楽章では一部劣化が見受けられました。それでも尚、かつての響きを取り戻すべく高品位での最新デジタル化とマスタリングを今回行いました。高音質化により細部まで見通せるようになったことで、当時の雰囲気やメニューインの演奏がより把握できるようになりました。この演奏の素晴らしさを再発見できると思います。一方、伴奏をしているケンペとベルリン・フィルはこの時期録音する機会も多く、1955年から60年にかけていくつもの名盤を生み出しました。ブラームスは交響曲全集も完成し(TDSA150として2020年5月に当企画で発売済)、古き良き時代のオケの音色を残した演奏として現代でも聴き継がれている名演です。メニューインとの演奏でもその手綱さばきは絶妙で、当時両者はどれほどの完成度を誇っていたのかが良くわかる演奏となっています。尚、カップリングのハイドン変奏曲は元々バッハの管弦楽組曲第3番との組み合わせで発売された音源です。前述の交響曲全集(TDSA150)には未収録でしたので、今回時間的な余裕もあり余白に加えました。モノラルとはいえその凝縮された重厚な演奏には心が動かされます。
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Wilhelm Kempff, Henryk Szeryng, Pierre Fournier – Beethoven: Piano Trios [3 SACDs] (1969-1970/2019) SACD ISO

Wilhelm Kempff, Henryk Szeryng, Pierre Fournier – Beethoven: Piano Trios [3 SACDs] (1969-1970/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 04:41:14 minutes | 11,27 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Universal Classics & Jazz Japan – UCGG-9171/3

https://www.hraudio.net/showmusic.php?title=14069

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Wiener Philharmoniker, Carl Schuricht – Bruckner: Symphonies 3, 8 & 9 [3 SACDs] (1961-1965/2019) SACD ISO

Wiener Philharmoniker, Carl Schuricht – Bruckner: Symphonies 3, 8 & 9 [3 SACDs] (1961-1965/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 03:02:58 minutes | 7,34 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-121/3

ウィーン・フィルとの、人類の遺産とも言うべき旧EMIへのシューリヒトのブルックナー録音3曲を最新復刻。完全新規のマスタリングにより、最上の音質をSACDで再現。新規解説付

シューリヒトの代表的録音である旧EMIレーベルへのウィーン・フィルとのブルックナー3曲を集成。1961年から65年にかけて収録されたこれらの録音は、数あるブルックナー録音の中でも屈指の名盤として君臨し、バイブルともなっているまさに人類の遺産です。市販でSACDが発売されていましたが、今回、あらためて現況での最高音質を目指しマスタリングを行いました。英国にあるオリジナル・アナログ・マスターテープから96kHz/24bit(第3番は192kHz/24bit)でデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。

シューリヒトのこれらの録音は数あるブルックナー録音の中でも屈指の名盤として知られています。1961年から65年にかけてウィーンのムジークフェラインザールで収録されており、当時DECCAと契約していたウィーン・フィルが旧EMIレーベルへ録音を行ったのは興味深いです。シューリヒトは、ウィーン・フィルとは戦前からDECCAに録音を行っていましたが、1956年6月に収録した未完成とモーツァルトのハフナー交響曲を最後に両者のセッション録音は途絶えていました(この2曲の録音は超優秀録音。ステレオ録音のLPは激レア盤として著名)。尚、3曲それぞれ収録時期が異なっているためプロデューサーとエンジニアは同じではありません(8番のエンジニアは不明)。そのため音質差があり、やはり最後の第3番の質が高いですが、今回新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからの高品位マスターを取り寄せたところ、マスター本来の音は非常にフラットで、各楽器の見通しも良く、質が高いものでした。マスタリングによりその盤の印象は大いに異なるとはいえ、今回の復刻ではそのオリジナル性を重視しています。高音質化によって、シューリヒトの各曲の構造に対する解釈と、アーティキュレーションが天才的な境地にまで達していると言われ高く評価されている所以が聴き手に良くわかると思います。

このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第24弾は、計2タイトルを発売いたします。

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Vladimir Jurowski – Tchaikovsky: Swan Lake [2 SACDs] (2018) MCH SACD ISO

Vladimir Jurowski – Tchaikovsky: Swan Lake [2 SACDs] (2018)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:11:54 + 01:19:52 minutes | 7 GB
Genre: Classical | Publisher (label): PentaTone

Swan Lake is the first of the three great ballets that Tchaikovsky wrote, and the most famous. The piece is known in the shape it was obtained in 1895, when it became a classic in the choreography of Marius Petipa and Lev Ivanov. That “imperial” version strayed from Tchaikovsky’s world premiere score, with several cuts, abridgements, and displacements. This DSD recording presents the work as it was heard during the 1877 world premiere performance, highlighting the extraordinary symphonic qualities of Tchaikovsky’s original conception.
“To me, it is one of Tchaikovsky’s greatest achievements that he brought this symphonic dimension to the ballet, without compromising the lightness of texture and the greatness of the melodic invention. It is still great ballet music, but also a great symphonic score, and I hope this recording will fully lift out this symphonic quality of the music.” – Vladimir Jurowski
Swan Lake is performed by the State Academic Symphony Orchestra of Russia “Evgeny Svetlanov” led by its Artistic Director Vladimir Jurowski. Jurowski has recorded extensively for Pentatone and has received enthusiastic critical acclaim.

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Samson François, Orchestre National de l’Opéra de Monte-Carlo, Louis Fremaux – Chopin: Piano Concertos Nos.1 & 2 (1965-1966/2019) SACD ISO

Samson François, Orchestre National de l’Opéra de Monte-Carlo, Louis Fremaux – Chopin: Piano Concertos Nos.1 & 2 (1965-1966/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:19:50 minutes | 3,21 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Warner Classics / Tower Records Japan – TDSA-149

フランソワ没後50年企画。自由奔放かつ強烈な個性が光る、天才フランソワの代表的な録音。2枚のオジリナル・アルバムを1枚に集成。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから復刻!新規解説付

2020年は、46歳で生涯を閉じたフランソワが亡くなってからちょうど50年目。幼少から天才と言われ、10代で第1回ロン=ティボー国際コンクールで優勝し、戦後のフランスを代表するピアニストとして、レコーディングにおいても輝かしい成果を残しました。その中でも、独特な表情と閃きの中で一層輝く多くのショパン録音は代表作となっています。このピアノ協奏曲の2曲は、以前別々にSACDシングルレイヤー盤として市販されていましたが、今回の復刻では1枚に集成し、第2番に併録されていたロンドも収録しています。現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

2020年はフランソワが僅か46歳の生涯を閉じてからちょうど50年目にあたります。フランソワの印象は自由奔放、天真爛漫といったような言葉を思い浮かべる方が多いのかも知れません。実際、残された数々の音源には例えセッション録音であってもまるでライヴのような感興で演奏しており、ショパンにおいてはインスピレーション豊かなピアノが曲の性格に見事に合致し、さらにフランソワ自身がショパンの生き様を想起させる面もあるためか、とりわけ印象が強くなります。この協奏曲録音はフランソワ41歳の時の収録で、単に個性的という概念では捉えきれない、閃きや情熱に満ちたまさに貴重な記録です。ある意味縦横無尽に弾くピアノを適切にフォローするフレモーの指揮も聴き所のひとつで、言わばJAZZ的な即興性も持った類まれな演奏と言えるのではないでしょうか。録音はどちらかと言うと多少大仰な面は否めませんが、熱気や質感は十分に伝えてくれます。高音質化によって、より間近で聴いているかのような臨場感を感じると思います。

今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には相場ひろ氏による新規解説を掲載しました。

このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第28弾は計2タイトルを発売いたします。

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Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer – Dvorak: Symphony No. 9 ‘From the New World’ etc (2020) SACD ISO

Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer – Dvorak: Symphony No. 9 ‘From the New World’ etc (2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:13:30 minutes | 2,96 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Columbia / Tower Records Japan – TDSA-166

クレンペラーらしい堅牢な演奏として有名な「新世界」、自身が初演したワイル作品と自作の「メリー・ワルツ」を収録。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化し最新復刻。
「新世界」以外は世界初SACD化。新規解説付

「新世界」は、クレンペラーの体調が良好だった1963年10,11月に収録されたもので、”何事にも動じない”堅牢な演奏としてファンには名が通った録音です。独自の世界観の中でも、曲の内容に合致した要素が内面に滲み出ている様は見事で、クレンペラーらしい名盤。カップリングには自身が委嘱し初演した「小さな三文音楽」からの7曲と、自作の中で最も知名度の高い「メリー・ワルツ」を収録。新世界以外は世界初SACD化。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化をおこなったマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
「新世界」は独特な演奏と言われていますが、そこにあるのはあくまで音楽的に自然な流れと、楽曲への真摯な取り組みです。録音された1963年は精神的にも良い年であったようで、年の初めから相次いで名盤を残しています。演奏自体も充実しており、堂々とした安定感は、まるで曲がスケールアップしたような聴き応えに感じます。音質的にも良好で、対向配置の効果がより出ているのがわかるでしょう。一方、「小さな三文音楽」はクレンペラーがワイルに委嘱し1929年に初演した作品で、この録音はそれから約30年を経て行われました。ただ、なぜかこの録音では第3曲を省き、7曲で収録されています(初演の2年後に4曲のみの録音もあり)。その真意は不明ながらも収録自体が珍しい音源のため、残してくれた事自体が貴重でしょう。落ち着いたテンポのワイルはかえって興味深く聴こえます。そして、このアルバムでは最後に自作自演曲を収めました。実は多くの曲をクレンペラーは作曲していますが、この「メリー・ワルツ」が最も有名かと思われます。わかりやすい旋律のため、もっと演奏機会が増えればと思う曲です。尚、収録は全てキングズウェイ・ホールで行われており、統一感あるしっかりとした音像で尚且つ優秀録音です。
音質的には今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しており、リアルになった音質で最上の演奏をお楽しみいただけます。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書には川瀬昇氏による新規文章を掲載しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第33弾は、計3タイトルを発売いたします。

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Orchestra of the 18th Century, Frans Brüggen – Beethoven: The 9 Symphonies [5 SACDs] (1984-1992/2020) SACD ISO

Orchestra of the 18th Century, Frans Brüggen – Beethoven: The 9 Symphonies [5 SACDs] (1984-1992/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 05:56:50 minutes | 14,33 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90233/37

https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90233_37/top

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