The Cleveland Orchestra, Lorin Maazel – Respighi: Feste Romane, Pini di Roma (1976-1979/2024) SACD ISO

The Cleveland Orchestra, Lorin Maazel – Respighi: Feste Romane, Pini di Roma (1976-1979/2024)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:13:43 minutes | 2,97 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90289

https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90289/top

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Orchestra del Teatro Dell’Opera di Roma, Tullio Serafin – Verdi: La Traviata [2 SACDs] (1959/2022) SACD ISO

Orchestra del Teatro Dell’Opera di Roma, Tullio Serafin – Verdi: La Traviata [2 SACDs] (1959/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:58:58 minutes | 4,77 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-223/24

デ・ロス・アンヘレスを起用したセラフィン2度目の「椿姫」。情感溢れる歌唱力は絶品!
優秀録音を世界初SACD化。最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤

「カルメン」や「蝶々夫人」と並ぶ、デ・ロス・アンヘレスの代表的録音のひとつであるこの「椿姫」は、セラフィン2度目の録音としてだけでなく、数ある同曲の中でも高く評価されて良い傑作です。従来のCDと比べ格段に解像度が高く、質感が向上した今回の復刻により一段と輝きを増しました。丁寧でかつ技術力が高く、情感もある素晴らしい演奏。音質も従来盤を大きく上回ります。優秀録音盤。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。

この「椿姫」は数ある録音の中でも傑出した演奏であると断言できます。有名な盤も多く埋もれがちとは言え、デ・ロス・アンヘレスの丁寧でありつつも情感ある歌声と抜群の安定感、そして何よりセラフィンの手綱があってこそ成り立つ見事な世界観は絶品。録音も良く、名盤としての価値も高いです。イタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。今回、同時発売のローマでの「レクイエム」(TDSA221)とこのアルバムは共通点が多い録音で、1959年6月に「レクイエム」、8月に「椿姫」の収録が行われていました(そして両者とも10月4日も収録。恐らく取り残しもしくは不具合部分の再収録と思われます)。オーケストラも同じローマ歌劇場管弦楽団、収録場所やプロデューサー、エンジニアも全て同一です。しかし音質は異なっており、同じ要素が多いとはにわかに信じられないほどでした。もちろん、セッティングが異なりますので別の録音ではあるのですが質感はかなり違っていました。マスターテープの保存状態やミキシング要因ということも考えられます。いずれにしてもイタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。
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National Philharmonic Orchestra, Riccardo Chailly – Rossini: Overtures (1981-1984/2019) SACD ISO

National Philharmonic Orchestra, Riccardo Chailly – Rossini: Overtures (1981-1984/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:15:37 minutes | 3,05 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90218

https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90218/top

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Philharmonia Orchestra, Lovro von Matacic – Lehar: The Merry Widow (1962/2021) SACD ISO

Philharmonia Orchestra, Lovro von Matacic – Lehar: The Merry Widow (1962/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:19:23 minutes | 3,19 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-190

この作品の究極の理想像とも言えるマタチッチ指揮の名盤が、最高音質を目指し抜群のコンディションで復活!
豪華なキャスティングによる屈指の名曲が蘇りました。
新規解説・対訳付。世界初SACD化!新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。
192kHz/24bitでマスターテープから新たにデジタル化。シリアルナンバー付800セット限定盤

オペレッタの代名詞のひとつでもある「メリー・ウィドウ」は、「白銀時代」と呼ばれた第2次ウィーン・オペレッタ時代を代表する傑作。これまで多くの録音が発売されてきましたが、マタチッチ指揮によるこの演奏の右に出る音源は少ないでしょう。今年没後15年という節目に当たるシュワルツコップによる唯一無二の名唱含む豪華なキャスティング、マタチッチの確かな手綱は見事です。この作品の究極の理想像とも言える名盤が最新で蘇りました。セリフ含め1枚に収録。マスターテープの状態も良く、音質面でも素晴らしい出来です。現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説・歌詞対訳付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー・シール付。
オペレッタの代名詞のひとつでもある「メリー・ウィドウ」は「白銀時代」と呼ばれた第2次ウィーン・オペレッタ時代を代表する傑作であり、全体的にオペレッタは日本においては聴き手を選ぶ傾向にあるなか、良く聴かれていてファンが多い作品です。これまで多くの音源が発売されてきましたが、この1962年収録のマタチッチ盤の右に出る録音は少ないでしょう。DGのカラヤン盤と並ぶ名盤と言えます。そして、今年没後15年という節目に当たるシュワルツコップもこの演奏では魅力のひとつで、彼女の再録音にあたるこの盤には、当時のEMI、プロデューサーや夫でもあるレッグによる、録音史に残る名盤を制作したいという強い意気込みが感じられます。唯一無二の名唱含む豪華なキャスティング、歌手陣の品位と声質、マタチッチの確かな手綱は素晴らしいです。この作品の究極の理想像とも言える名盤を、セリフ場面を含め1枚に収録しました。マスターテープの状態も良く、音質面でも素晴らしい出来です。数々の名曲・名唱にも魅了されるこの盤もまた、高音質化により見事に蘇りました。声に適性があるSACDでは、さらに素晴らしい音質を堪能できると思います。(1/2)

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Michel Corboz, Maurice Duruflé – Fauré & Duruflé: Requiems (1958-1972/2021) SACD ISO

Michel Corboz, Maurice Duruflé – Fauré & Duruflé: Requiems (1958-1972/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:21:08 minutes | 3,26 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-208

ミシェル・コルボ追悼企画。
この曲の代表的名盤であるコルボの最初の録音を新規で復刻。デュリュフレの自作自演盤も収録。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。
新規解説、歌詞対訳付

2021年9月に亡くなったミシェル・コルボ(1934.2.14-2021.9.2)緊急追悼企画。コルボの代表的録音であるばかりでなく、数あるフォーレ:レクイエムの中でももっとも有名な盤と言える永遠の名盤を、今回の復刻のために新規で制作しました。ERAROレーベルの雰囲気を残した、品性の高い名演奏です。余白には定評あるデュリュフレの自身自演盤をカップリング。こちらも歴史的演奏です。デュリュフレは初SACD化。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

コルボは1989年に初めて日本を訪れて以来、特にラ・フォル・ジュルネでほぼ毎年客演を重ねていましたので演奏に接した方も多いと思います。ラ・フォル・ジュルネでは高齢だったにもかかわらず、毎回精力的な指揮を行っていました。音楽に対する真摯な姿に多くの方が感銘を受けたのではないでしょうか。「合唱指揮の神様」と評された姿は、晩年まで健在でした。ある時期、毎年コルボの指揮姿に接することが会期中の大きな楽しみであったことは確かで、今考えても貴重な機会だったと思います。尚、フォーレのレクエイムは上記の音楽祭でも演奏されました。

このフォーレは声楽・宗教音楽の分野では国際的に高い評価を得てきたコルボの代表的録音で、特にフォーレのレクイエムは初出以来、市販で何度も再発されてきた名盤中の名盤として知られた音源であり、SACD化も行われた有名な演奏です。現在では数多くの録音があるなかでも、このコルボ盤と旧EMIのクリュイタンス盤(当企画のTDSA194で2021年6月に発売)が今でも評価が高い歴史的名盤と言えるのではないでしょうか。アプローチは異なるため一概に比較するのは難しいですが、コルボ盤では特に合唱の統制が見事で、オーケストラとのバランス含め、楽曲として高いレベルで融合された一体感がより感じられます。また、この音源では透明感のあるボーイ・ソプラノをソリストに起用し大評判となりました。これ以降、特に合唱指揮者として国際的な名声を得たことで録音活動も活発になり、ERARO以外でも多くの録音を残すことになります。その後の活動に影響を大きく及ぼした記念碑的な音源として、この演奏は永く聴き継がれていくでしょう。この後も何度か再録音を行っていますが、やはりこのERATO盤は別格です。尚、今回はコルボの追悼盤ではありますが、余白にデュリュフレの自作自演盤をカップリングしています。ステレオ初期のERATO音源で歴史的に価値の高い貴重な演奏ですので、高音質で聴く重要な機会と捉えました。
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Masahiko Togashi & J.J.Spirits – So What (2017) SACD ISO

Masahiko Togashi & J.J.Spirits – So What (2017)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:05:12 minutes | 2,62 GB
Genre: Jazz | Publisher (label): Venus Records – VHGD-201

Japanese free jazz corner stone percussionist Masahiko Togashi is known mostly by his late 60s-early 70s advanced recordings but actually he continued playing and recording up to the beginning of new century. His music is mostly all avant-garde jazz but there is a rare exemption — his J.J.Spirits (or Japan Jazz Spirits).
His accompanying all-star quartet on this date included legendary pianist Masahiko Satoh (another Japanese free jazz cult figure),sax player Kohsuke Mine (better known by his excellent albums from early 70s) and bassist Nobuyoshi Ino. Surprisingly enough for band of such background, J.J. Spirits played mostly jazz standards not all that far from originals.

Here on this live gig (as almost on any other music recorded by Togashi as leader) an extremely important factor is great team and band members’ communication. Togashi was a better organizer than leading artist, and his best albums are well-organized collaborative works

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Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan – Strauss: Eine Alpensinfonie, Metamorphosen (1980/2021) SACD ISO

Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan – Strauss: Eine Alpensinfonie, Metamorphosen (1980/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:17:17 minutes | 3,1 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90240

https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90240/top

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Orchestre de la Société du Conservatoire, André Cluytens – Offenbach: Les Contes d’Hoffmann (1964-1965/2022) SACD ISO

Orchestre de la Société du Conservatoire, André Cluytens – Offenbach: Les Contes d’Hoffmann (1964-1965/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:32:13 minutes | 6,11 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-230

広く愛され続けるクリュイタンス指揮による古典的名盤を最新復刻。
美しいメロディに彩られた名作を世界初SACD化。
最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤

オッフェンバックの遺作となった「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIには2回録音を行いました。再録に当たるこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品。ゲッダを始めとした個性ある3人のヒロインなど秀逸な歌手陣も聴きどころです。岸 純信氏による作品の詳細な変遷を記した解説書も必読。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。

この「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIレーベルに2回のセッション録音を残しました。2回目のこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。この作品は舞台稽古の途中で作曲者が亡くなるなど、上演されるまでとそれ以降でも紆余曲折がありました。その後も1970年に失われた曲が発見されるなど、何度か新資料を反映した版がその都度出ています。このクリュイタンス盤はそれ以前の一般的な版(楽譜出版社のシューダンス社から「《ホフマン物語》第5版」として1907年に出版)を踏襲しています(この曲の経緯はこの後の岸純信氏による文章をお読みください。詳細な解説は非常に興味深いです)。これらの変遷は当時のフランス・オペラの性格上とはいえ、他人の曲も加わって定着するというのは面白い点です。それでも尚且つ、全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品と言えます。とりわけゲッダの存在感、個性ある3人のヒロインはいずれも秀逸で、ダンジェロの美声、シュヴァルツコップの艶やかなまでの巧みさ、デ・ロス・アンヘレスの可憐さなど、秀逸な歌手陣も聴きどころです。本国のアナログ・マスターテープの保存状態も良く、曲調に合った鮮やかな音質でした。それらを総合的に踏まえ、音楽的な品位を残した上でオリジナルを尊重して復刻を行っています。
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Wiener Philharmoniker, Karl Böhm – Mozart: Requiem (1971/2022) SACD ISO

Wiener Philharmoniker, Karl Böhm – Mozart: Requiem (1971/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:04:37 minutes | 2,59 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90269

https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90269/top

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The Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer – Wagner: Klemperer conducts Wagner [2 SACDs] (1960-1961/2019 SACD ISO

The Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer – Wagner: Klemperer conducts Wagner [2 SACDs] (1960-1961/2019
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:36:21 minutes | 6,34 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / EMI / Tower Records Japan – 02:36:21

クレンペラーの偉大さを如実に示した歴史的録音、ワーグナー:管弦楽曲3枚分のアルバムを2枚に集成。新規解説付。英オリジナル・アナログ・マスターテープから新規で復刻

大火傷から復活し体調が優れていたクレンペラーが1960年と翌年に一気に録音を行ったワーグナー:管弦楽曲集を2枚に集成しました。以前市販ではSACDシングルレイヤー3枚でリリースされていましたが、今回SACDハイブリッド盤として、完全新規で英オリジナル・アナログ・マスターテープより復刻を行っています。強固な意志で貫かれた、強靭なこれらのワーグナー録音は、クレンペラーの偉大さを示した歴史的録音です。現況での最高音質を目指し、マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

ワーグナーの管弦楽曲は1960年と翌年に録音され、LPでは15曲が作曲年代順に3枚に分かれて発売されました。CD時代では「ジークフリート牧歌」を入れて全16曲が2枚に収められています。ちょうどこれらの録音の際のクレンペラーは大火傷から復活し体調が優れていた時期にあたり、1960年録音のメンデルスゾーンの一連の録音など、後に名盤と言われるものを含め、多くの録音が行なわれました。ワーグナーは総じてテンポが遅いこともあり、曲調に合った重厚さが従来の緻密な解釈と合わさり、スケールの大きい演奏となっているのが特徴です。ただ、録音は同じ時期に行なわれていたものの、こちらも音質も千差万別でした。またコンディションにも差があるためマスタリングは困難を極めましたが、オリジナルを重視しました。その効果は絶大です。(1/2)

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London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli – Strauss: Ein Heldenleben (1966-1969/2020) SACD ISO

London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli – Strauss: Ein Heldenleben (1966-1969/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:02:41 minutes | 2,52 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / EMI / Tower Records Japan – TDSA-163

没後50年企画。50分を超える演奏ながらも噛みしめるかのような最晩年の名演として名高い「英雄の生涯」を最新復刻!本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。藤野俊介氏による新規解説付。世界初SACD化

「英雄の生涯」は最晩年である1969年9月にロンドン響とは最後の収録となった曲で、LPの初出はバルビローリが亡くなってから3ヵ月後のことでした。ゆったりとしたテンポと濃厚なまでの表現は他に追随を許さない個性的な演奏で50分を超えますが、まったく弛緩しない指揮は見事です。今回の復刻ではハレ管との「ばらの騎士」の「ワルツ・シークェンス(バルビローリ編)」をカップリング。2曲とも世界初SACD化音源です。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリングを行いました。新規解説付。永久保存盤です。

亡くなる約1年前の収録である1969年の唯一の「英雄の生涯」は、名盤が多いロンドン交響楽団との最後のセッション録音にもなりました。両者の結びつきは長く、この収録時の模様は解説書にある藤野氏の記述(コンマスであるジョン・ジョージアディスの回想)が興味深いですが、この録音は充実した響きとスケール感で他の演奏を大きく引き離します。しばしばR.シュトラウス作品の演奏時に見られるような外面的な効果は微塵も感じられない、極めて充実度の高い演奏ではないでしょうか。オケの力量も十分で、録音も揃った名盤です。尚、今回のカップリングはバルビローリ自身の編曲である「ばらの騎士」からワルツ・シークェンスとしました。12分ほどの中に、曲の素晴らしいエッセンスが詰まっている演奏で、この曲を聴いただけでもバルビローリの非凡さが十分にわかります。生き生きとした音楽の流れとシュトラウスの醍醐味が十全に堪能できる名演です。

今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。「英雄の生涯」の充実した響きには驚かされます。制作にあたっては極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には英国音楽に造詣の深い、藤野竣介氏による新規文章を掲載しました。

このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第31弾は、バルビローリの名盤、計3タイトルを発売いたします。

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Kathleen Ferrier, Julius Patzak, Wiener Philharmoniker, Bruno Walter – Mahler: Das Lied von der Erde, Ruckert-Lieder (1952/2022) SACD ISO

Kathleen Ferrier, Julius Patzak, Wiener Philharmoniker, Bruno Walter – Mahler: Das Lied von der Erde, Ruckert-Lieder (1952/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:15:46 minutes | 3,04 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90272

https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90272/top

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BBC Symphony Orchestra, Hallé Orchestra, Sir John Barbirolli – Beethoven: Symphonies Nos. 1, 3 & 8 [2 SACDs] (1958-1969/2020) SACD ISO

BBC Symphony Orchestra, Hallé Orchestra, Sir John Barbirolli – Beethoven: Symphonies Nos. 1, 3 & 8 [2 SACDs] (1958-1969/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:22:05 minutes | 5,74 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / EMI / Tower Records Japan – TDSA-160/61

没後50年企画。バルビローリが残したステレオ録音のベートーヴェンの交響曲3曲他と、小品2曲を2枚組に集成。世界初SACD化。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。藤野俊介氏による新規解説付

バルビローリが残したステレオ録音のベートーヴェンの交響曲3曲と「レオノーレ序曲第3番」他を2枚に集成。ベートーヴェンの録音自体は少ないものの、生涯最後の演奏会(1970/7/25)で指揮したのが「交響曲第7番」であるなど、バルビローリにとっては重要な作曲家の一人でした。稀少なBBC交響楽団との晩年の「英雄」は繰り返し聴き継がれきた名演。今回、現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリングを行っています。新規解説付。永久保存盤です。

2020年はベートーヴェンの生誕250年という記念の年ということもあり、バルビローリが残した重要な録音である「英雄」を外す訳には行きません。英国ではレーベル側の方針もあって、通常のコンサートレパートリーでありながらも、元来ドイツものを英国の指揮者が収録する機会はそれほど多くはありませんでした。バルビローリも例に漏れず、ベートーヴェンの交響曲はモノラル音源を入れて5曲のみです。今回はステレオで収録された第1番、第3番、第8番の3曲と、「レオノーレ序曲第3番」を2枚に集成しました(他にステレオでは「皇帝」もあり)。尚、BBC交響楽団との録音は少ないので「英雄」は貴重です。この音源はバルビローリの数ある録音の中でも隠れた人気があり、CD時代では復刻が遅れましたが再発された際は大いに話題になりました。曲本来の持つ重厚さを引き立てた稀に見る充実した「英雄」です。今回の復刻では加えて、最晩年の1969年の録音であるハレ管弦楽団とのパーセルとバッハの小品2曲も収録しています。特にパーセルの「組曲」は、ニューヨーク・フィル時代に元々の弦楽合奏の編曲から、木管とホルンを入れた編曲を自ら行っている版でのもので、モノラル時代の1956年にも同じくバルビローリの編曲でPYEに録音していました。バルビローリが気にいっていた作品です。
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Philharmonia Orchestra & Chorus, Karl Böhm – Mozart: Cosi Fan Tutte [3 SACDs] (1962/2021) SACD ISO

Philharmonia Orchestra & Chorus, Karl Böhm – Mozart: Cosi Fan Tutte [3 SACDs] (1962/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:44:38 minutes | 6,6 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / EMI / Tower Records Japan – TDSA-200/02

ベーム没後40年企画。深く温もりのあるベームの指揮と秀逸な歌手陣による決定的名盤を高音質で再現!
世界初SACD化。最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説含む140Pに及ぶ解説書付。
シリアル・ナンバー付800セット限定盤

2021年、ベーム没後40年企画としてこの曲の決定的名盤として名高い1962年の旧EMIとの録音を世界初SACD化音源として最新復刻!優秀録音盤。ベームらしい抜群な音楽の流れにより、歌手陣がそれぞれ最上の状態で歌唱を披露。緻密なシュヴァルツコップ、爽やかなC.ルートヴィヒ、存在感のあるA.クラウス等、聴きどころが目白押しです。マスターは良い状態で維持されており、素晴らしい音質で最高の名演が堪能できます。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。

ベームは2021年に没後40年を迎えました。他社でも復刻を進めていますがこの「コジ・ファン・トゥッテ」は白眉です。ベームのモーツァルト演奏は評価が高く、特にオペラではザルツブクルク音楽祭を始め各地で絶賛されました。その中でもこの曲は共演した歌手達からも最大の賛辞を受けています。正規録音は3種あり、ウィーン・フィルとの共演であるセッションの1955年盤とライヴの1974年盤も市場で高く評価されています。この1962年のフィルハーモニア管弦楽団との録音はそのなかでも決定盤として発売以来君臨しており、魅力的な歌手陣、演奏の精緻さと共にベームの手綱さばきが絶品であり、落ち着いたテンポでの歌いやすさが余裕を与えていることもあってか、素晴らしい成果をもたらしています。録音も細部まで良く捉えられており、特に今回の最新復刻で聴くと名盤の条件をすべからく満たしていると理解できるのではないでしょうか。従来のCDでは解像度が必ずしも良好とは言えなく、いまひとつ真価が伝わって来ませんでしたが、今回の霧が晴れたかのような生き生きとした音楽にぜひ注目いただければと思います。これは、やはりマスターテープの状態によるところが大きく左右しています。今回の復刻により、SACD(DSD)の特質であるナチュラルな声の質感やスケール感豊かなオーケストラの響きの相性の良さも、この盤の評価を更に高めることになると思います。
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Arturo Benedetti Michelangeli, Philharmonia Orchestra – Ravel, Rachmaninoff, Haydn – Piano Concertos [2 SACDs] (1957-1975/2021) SACD ISO

Arturo Benedetti Michelangeli, Philharmonia Orchestra – Ravel, Rachmaninoff, Haydn – Piano Concertos [2 SACDs] (1957-1975/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:30:32 minutes | 3,64 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / EMI / Tower Records Japan – TDSA-215/16

得意としたラヴェル含むミケランンジェリの超名盤アルバムと、1975年録音のハイドン2曲を最新SACD化。
最上の音質を目指し復刻。ハイドンは世界初SACD化。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。
新規解説付

ミケランンジェリの愛奏曲であるラヴェルのピアノ協奏曲と由来あるラフマニノフの同第4番という永遠の名盤に加え、1975年に収録された知られざる名曲、ハイドンのピアノ協奏曲2曲を最新で復刻。特に技巧的にも絶頂期であったラヴェルはこの曲の代表的な演奏として名高い、まさに至宝的音源です。ハイドンも曲の真価を伝える最上の演奏で、録音も優秀。ハイドンは初SACD化。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です
ミケランンジェリ(1920.1.5-1995.6.12)のラヴェルとラフマニノフの第4番の協奏曲はこれまで何度も再発が行われており、SACDも発売されていました(EMIからSACDシングルレイヤー以外、別レーベルからのSACDハイブリッド盤もあり)。それぞれの曲を代表する音源であるばかりではなく、数少ないミケランジェリによる録音の中でも一二を争う名盤として著名です。本人が特に好んだラヴェルは名盤中の名盤でしょう。唯一のセッション録音でありその後二度と再録を行わなかったその演奏はまさに絶品で、技術的にも音楽的にもひとつの完成形と言えるものです。一方、ラフマニノフもあえて本人が選んだというだけあって、この曲のベストとして君臨しています。今回、これら2曲に加えて、1975年に録音された珍しいハイドンの2曲を2枚目にカップリングしました。EMIでのステレオによる協奏曲録音は以上4曲のみであることや、これまでハイドンに関してはSACD化されたことがないため、合わせて高音質化を行った次第です。このハイドンは驚くべき演奏で、ミケランジェリによって曲の真価が発揮されたと言っても過言ではないでしょう。ピアノの音色の美しさや、そもそもの巧みなタッチ含め録音の良さでも光る音源のため、SACD化がこれまで行われなかったのは不思議なくらいです。もっとも曲が浸透していないとは言え(弟子のアルゲリッチにも第11番の録音あり)、埋もれるにはもったいなほどの曲ですので、この機会にぜひ堪能ください。
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